ビル内部共有部のリノベーションによってビル自体の印象が生まれ変わりました。
コストはあまりかけられなかったのですが、まずは圧迫感のあった低い天井を取り払い、ロフト風に
天井剥き出しスタイルで開放的にしました。
また、天井、壁を塗ると同時に濃い色だった巾木も壁と同じ白に塗り替え、床も白いシートに
貼替えて、どこもほとんど真っ白白、より明るく、広く見えるようにしました。
照明やちょっとした小物も選別して、都会的な空間に。
10年ごとに行なうのが理想的と言われる大規模修繕工事。
その中の代表的な外装改修工事と屋上防水工事。工事前はタイルのヒビ割れ、
目地の劣化等が目立ち、その隙間から雨漏りも頻繁に起きていた。
築35年のビルということもあり、外壁と屋上の防水の良し悪しが建物の寿命に非常に大きく影響
する為、施主も渋々工事に踏み切る。但し予算上、足場を組んでの工事が困難な為、
安価なブランコ作業にて施工する。
また、外装は機能的な面だけでなく、ビル全体のイメージにもつながる大事な顔である為、色合いだけには注意し、なるべくシンプルにスッキリしたイメージにコーディネート。
渋った工事ではあったが、工事後はビルのイメージが高まったようで空室率0%となり現在
空室待ちのお客様が多数いる状態となっている。 |